大橋由紀の公式ブログ

今更ながら「ThinkPad X270」を買ってみた。

数世代前のモデルであるX270。最新のM4チップやRyzen 9が席巻する今、あえてこの「質実剛健な塊」を手に入れたのには、いくつかの抗いがたい理由がありました。

1. 「最後の」伝統的ギミックが詰まっている

X270は、ある種のエポックメイキングな存在です。

  • デュアルバッテリー構成: 内蔵+着脱式の2系統。外付けを大容量にすれば、丸一日コンセントを探さなくていい安心感があります。
  • 豊富なポート類: フルサイズのSDカードスロットやLANポートを「変換アダプタなし」で使える快感。今の薄型PCが失った機動力です。

2. 叩き心地こそが正義

「キーボードにお金を払った」と言っても過言ではありません。X280以降、本体は薄くなりましたが、キーストロークも同時に浅くなっていきました。X270の**「深く、しっとりと吸い付く」**打鍵感は、長文を書く人間にとって最高の贅沢です。

3. 「直せる・変えれる」という安心感

最近のPCはメモリもSSDも基板直付けが当たり前ですが、X270はまだ「開腹」して自分でパーツをアップグレードできる余地が残っています。

  • メモリを16GBに増設
  • SSDを高速なものへ換装
  • 劣化したバッテリーを新品に交換 こうして手をかけることで、単なる道具が「自分の相棒」に変わっていく感覚が楽しいのです。

4. 圧倒的な「気遣い不要」の頑丈さ

カーボンファイバー混じりの筐体は、小傷すら「味」に見えます。カフェの狭いテーブルでも、満員電車の中でも、壊れることを恐れずにラフに扱える。この精神的フリーダムは、20万円の最新PCにはない特権です。


結論 スペック数値だけを見れば、現代では「並」かもしれません。しかし、手に馴染む感覚や、どこでも作業ができる安心感といった「体験」において、X270は今なお現役バリバリの「書くための道具」でした。